総合型地域スポーツクラブ
■総合型地域スポーツクラブとは?
総合型地域スポーツクラブとは、これまでのクラブと違い、地域住民が主体的に運営するスポーツクラブのことで、多様な興味・関心、さまざまな技術レベルを持つ人々が、世代を越えて集まり、いろいろなスポーツを楽しむことができる場です。
いま、日本の社会環境は大きな変換期を向かえています。少子高齢社会、高度情報化時代、労働時間の短縮、余暇時間の増大といったようにライフスタイルが大きく変わりはじめています。
そのようななか、政府は国民のスポーツ実施率の向上を図ることにより時代のニーズに対応しようとしています。その大きな柱となるのが総合型地域スポーツクラブです。
■総合型地域スポーツクラブの特徴
- 単一のスポーツ種目だけでなく、複数の種目が用意されている。
- 障害者を含み、子どもからお年寄りまで、また、初心者からトップレベルの競技者まで、そして楽しみ志向の人から競技者志向の人まで、地域住民の皆さんの誰もが集い、それぞれが年齢・興味・関心・体力・技術・技能レベルなどに応じて活動できる。
- 質の高い指導者がいて、個々のスポーツニーズに応じた指導が行われる。
- スポーツ活動だけではなく、文化的活動も視野に入れられている。

■総合型地域スポーツクラブのメリット
だれもが気軽にスポーツに親しむことができる総合型地域スポーツクラブには、次のようなメリットがあります。
- ライフステージに応じたスポーツ活動(生きがいづくり)
- 健康で明るい地域づくり(健康水準の改善)
- 青少年の健全育成(子どもの受け皿)
- 親子や家族・世代間の交流促進
- スポーツ施設の有効活用
- 地域コミュニティーの形成
■総合型地域スポーツクラブの目指すもの
総合型地域スポーツクラブの目指すものは、21世紀の新たな地域社会で、国民の誰もが、体力・年齢・技術や興味、目的に関わらず、いつでも・どこでも・いつまでもスポーツに気軽に親しむことができる生涯スポーツ社会を実現させることです。

■クラブ育成のための基本認識
総合型地域スポーツクラブの主役は「地域」住民の皆さんです。
すなわち、「地域」の皆さんが各地域でそれぞれ育み、発展させていくのが総合型地域スポーツクラブです。
また、総合型地域スポーツクラブはだれもが行いたいスポーツを自由に選択できるとともに、各種のイベントなどいろいろな形で楽しむことのできる身近な場です。
言い換えると内輪で楽しむ「私益」ではなく、地域住民に開かれた「公益」を目差した経営意識を有する非営利的な組織です。
したがって、クラブ育成には次の3つの基本認識のもとに取り組むことが必要になります。
- 自主的な運営
- 自主財源を主とする運営
- クラブとしての理念の共有